『違国日記』5巻のネタバレ!母の日記を前に朝は…?

違国日記』はヤマシタトモコ先生による漫画で、「FEEL YOUNG」にて連載中です。

各種電子書籍サイトのランキング上位に食い込んでおり、ここ最近話題になっています。

今回は『違国日記』最新刊である5巻のネタバレ記事です。

『違国日記』これまでのあらすじ

『違国日記』は、両親を事故で亡くした少女・朝と、朝を勢いで引き取ってしまった朝の叔母・槙生との生活を描いた漫画です。

しかし、朝を引き取るときの勢いはどこへやら、いざ一緒に暮らし始めると、槙生の人見知りが発動し始めます。

そして、両親を亡くしたばかりの朝の様子はいやに「普通」で…。そんな朝も、槙生との生活の中で、少しずつ両親の死を受け入れ始めます。

『違国日記』5巻のネタバレ!

槙生と朝、そして朝の一番の友人であるえみりとその母・美知子の4人で、ファミレスで食事をすることになりました。子供は子供同士、大人は大人同士で席に着き、それぞれの会話を楽しみます。

槙生は美知子に、亡くなった朝の両親について尋ねますが、故人の印象は考えれば考えるほど曖昧で、朝の両親のイメージは、見えるようでまだまだ見えません。そして、「自分は朝の親ではない」と言い切る槙生に驚く美知子でしたが、その理由を聞くうちに感激し、涙ぐみます。そして、槙生や槙生の姉(=朝の母)について、他人にも自分にも厳しい人なのではないか、と的を射た指摘をします。この会話を通してふたりは打ち解けることができました。

後日、槙生の家を訪れた笠町に、槙生は朝の母が綴った日記の存在を明かします。それは日記というよりも朝に宛てた手紙で、朝の母は朝が二十歳になったらそれを渡すつもりだったようです。しかし、それは書いた当時そういう心境だっただけで、実際のところ、朝が二十歳になったときもその気持ちが揺らがなかったかは分かりませんし、もっと早くに渡していた可能性もあります。書き手が亡くなった今、その時期を決めるのは朝なのではないか。そしてその日記をいつ渡すべきなのか。そう悩む槙生の声を、たまたま帰宅した朝が聞いていました。

朝は槙生が日記を隠していたこと、今もって隠し続けていることに不満を覚え、槙生の不在を見計らって槙生の部屋に勝手に入り、母の日記をめくります。そして、母が思い通りの人生を歩めていなかったこと、それでも朝を愛すると決めていたことを知りますが、朝には納得がいきません。

その日を境に不機嫌になった朝は、槙生もえみりも欺いて、学校を2日連続で無断欠席します。槙生と、槙生に協力を仰がれた笠町、塔野で朝を捜索し、無事に発見しますが、朝は不機嫌なままです。

そんな朝に、槙生は例の日記を手渡します。しかし、槙生は決して、朝が欲する言葉をかけてあげませんでした。自分が欲しい言葉が分かっているくせに、どうして一時しのぎでもその言葉をくれないのだろう、とモヤモヤし続けた朝は、その夜、槙生が書いた小説をめくりました。

小説の中では、大切な存在を失った登場人物の心情が描かれていました。朝はついに声を上げて泣き、部屋に入ってきて「どうした」と声をかけたくれた槙生に、「両親が死んでしまった」と伝えます。槙生は「そうだね」と答え、朝を優しく抱きしめるのでした。

『違国日記』5巻の感想

1巻から、心情の描写が卓越しているとは思っていましたが、5巻のラストでは「卓越している」という言葉では足りないほどの表現力が発揮されています。

誰もが一度は感じたことがあるような、名前もない感情を、どうしてこうもフラットに、万人に理解できる言葉で表せるのでしょうか。

「すごい作品に出会ってしまった」と改めて感じさせられるような巻でした。

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