『今度は絶対に邪魔しませんっ!』2巻の感想!もしかしてヴィオレットだけじゃない…….?

今度は絶対に邪魔しませんっ!』は空谷玲奈先生による小説で、「小説家になろう」にて連載中です。

大好評につき、はるかわ陽先生の作画でコミカライズされました。コミカライズ版も大人気で重版しています。


今回は『今度は絶対に邪魔しませんっ!』2巻の感想記事です。
1巻はこちら

『今度は絶対に邪魔しませんっ!』これまでのあらすじ

ジュラリア王国のヴァーハン公爵家のひとり娘だったヴィオレット。母が他界したあと、妾と駆け落ちした父親はヴィオレットの「妹」だとメアリージュンを連れて帰ってきました。

暖かい家庭、仲のいい両親、そして当たり前に愛される幸せ。メアリージュンはヴィオレットが欲しいものを全て持っていました。

嫉妬のあまりメアリージュンを殺害しようとし投獄されたヴィオレットが目を覚ますと、あの日の朝に戻っていたのです。

『今度は絶対に邪魔しませんっ!』2巻のネタバレ!

関わらないようにしているのに、なぜか遠ざかろうとすればするほどヴィオレットに懐いているメアリージュン。

メアリージュンが妹でなければよかったのにと、妹でなければその存在を素直に讃えることができるのにと苦しみ悩むヴィオレットを見守る侍女のマリン。

そんな中で始まる定期テストのために、ヴィオレットは幼馴染のユランと勉強会をしていました。ヴィオレットにとって唯一心を許すことが出来るユランとのあたたかい時間も束の間、何故かそこにクローディアとメアリージュンが現れたのです。

クローディアが何かと気にかけて守っていたはずのメアリージュンを気にかけないことに焦りを感じるヴィオレットの心とは裏腹に、クローディアの視線は何故かヴィオレット。

そして、ユランとヴィオレットの過去も明かされます。もしかして、まさか、の連続の展開です。




『今度は絶対に邪魔しませんっ!』2巻の感想

2巻では、ヴィオレットの心がやわらかく切なく優しく揺れ動く場面がたくさん描かれています。

憎むばかりだったメアリージュンを妹でなければ素直に讃えられたと悩む場面や、可愛らしく思う場面。クローディアを取り巻く幸せが欲しかっただけでヴィオレットはクローディアのことを分かろうとしていなかったのだと気づく場面。恋とも愛とも呼べないけれど、確かにヴィオレットはクローディアのことが好きだったのだと心の中でつぶやく場面。

その全てから、ヴィオレットがどれだけ素敵な女性であるかをひしひしと感じました。

ヴィオレットがいじめていた時は守ってあげたくなるような可憐さを持っていたメアリージュンは、実は庶民的な感覚、つまり貴族としては少し危うい感覚の持ち主だという二面性も描かれていましたね。

そのせいか、メアリージュンのことを守っていたはずのクローディアの視線がメアリージュンを向いていないことが気になりました。

そして2巻でのキーパーソンとなったユラン。

ヴィオレットに対してはずっとニコニコしている弟のようなキャラクターですが、クローディアや生徒会の人間に対する表情は全く違うものでした。

ずっとヴィオレットの支えとなっていた彼の過去が明かされましたが、ユランの境遇にも胸がぎゅっと締め付けられました。

そして、ユラン視点の11話。まさか、と息を飲んだ瞬間とともに、物語が新たな展開を迎える第3巻が早く読みたくてたまらなくなりました。

2巻で新登場した色黒の珍しいキャラクター、ワイルドな王子ギアも注目です。

原作の小説も高いクオリティでしたがコミカライズ版も原作に忠実で素晴らしい出来です。百合ジャンルでも活躍するはるかわ陽先生の作画は必見。

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