今回は「月刊コミックゼノン」2023年1月号に掲載された『アルテ』原作86話のネタバレ記事です。

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『アルテ』86話「フィレンツェ陥落」のネタバレ!

フィレンツェが陥落したという情報を聞き、急いでグイドたちの元へ戻るアルテ。しかし彼らもその情報を手に入れたばかりで、反応は冷静でした。引き続きフランコが情報を集めているとのこと。

戻ってきたフランコ曰く、皇帝軍の条件を呑んで和平協定を結んだと。つまり、フィレンツェは降伏することになってしまったのです。




さらに情報を提供するフランコですが、グイドはまず「食糧の補給」が大事だと指摘。あらゆる場所から食糧を調達するだろうと。

それはつまり、フィレンツェに入り込むチャンスができたということでもあります。

最大にして最後のチャンスを生かすため、このタイミングでフィレンツェに行くことにした一行。アルテはダーチャとの別れを惜しみつつ出発します。

一方、フィレンツェでは略奪が起こっていました。それを見て自分の過去を思い出すレオでした……

『アルテ』86話の感想

奇しくもフィレンツェの陥落が入り込むチャンスということになりました。

そしてなぜか敵の皇帝側ではなく、フィレンツェ側の傭兵に略奪されるという洒落にならない事態に陥ってしまったフィレンツェはかなり悲惨。包囲していた傭兵たちは皇帝から金貰ってさっさと撤退してくれたのに……

まあ傭兵というのは結局金のためにやってるわけなので、金払いが悪ければこうなってしまうのも仕方ないところ。グイドたちもあくまで金目当てでこんな危険な任務をやってるわけですし。

皇帝側の傭兵には金を支払ってすぐに撤退させたことについて、グイドが「ローマの二の舞にしないためか」と言いましたが、ローマ侵攻の際は金払いを渋ったせいで兵が暴走しちゃったんですよねー現場の指揮官が戦死して士気が上がるのは普通では考えられない事態。

外部リンク→ローマ劫掠 – Wikipedia

都市を攻略したとしても、破壊しすぎてしまっては使い物にならないわけで、限度というものがあります。これで盛期ルネサンスが終わってしまうことに。そういう意味でも歴史の転換点でした。

今回の話はダーチャとの別れのシーンや、後半のレオの過去の話など本編で読んで欲しいシーンが満載です。

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