ドラマも人気で注目度が急上昇中の『私たちはどうかしている』。
今回は『私たちはどうかしている』13巻のネタバレ記事です。
『私たちはどうかしている』13巻のネタバレ!
七桜と椿がまた再会します。行方をくらましていた椿は光月庵に戻ってきますが、七桜は店主の立場で、以前とは全く違う関係性になっています。
そして椿は七桜を支援している多岐川には不可解な点が多いことに気がつき、その謎を明かそうと決意をします。また、七桜も母親のことを陥れた真犯人は誰なのかと思いを巡らせますが、どうしても結論は出ません。
多岐川の家業の襲名式の日、七桜に送られた怪文書や夕子を偽の母として送り込んだのは多岐川だと知った七桜は大きくショックを受けてしまいます。そんな中、ふたりでゆっくり話す機会があったものの、過去のせいで椿はお自分の気持ちに素直になれずにいました。
六武会の正式メンバーになるために、月光庵の由緒正しき和菓子を奉納する儀式の日、七桜は多岐川を探していました。会場をくまなく探していると、多岐川の元彼女の由香莉と出会いますが、七桜は階段の上から突き落とされてしまうのでした。
『私たちはどうかしている』13巻の感想
また椿が光月庵に戻ってきました。自分が店主として振舞っていた店に、一職人として戻ってくるなんて、プライドズタボロでしょう。それでも戻ってくるのは自分が生まれ育った場所である光月庵の和菓子も好きだし、何よりまだ七桜が好きなんでしょう。
素直になれない椿に七桜は少しがっかりしていたようでしたが、あんなに辛い過去を経験しているのに、まだ椿が好きなのだと少し驚きです。それも、わたしたちはどうかしているふたりだから、しょうがないのかと納得しました。
多岐川のことを忘れられない由香莉も、今は諦めている、椿のことが好きで手に入れるには手段も選ばないようだった栞も、この漫画に出てくる人たちは、愛情深いというか、執念深いですね。外から見ている人間からすると、少し怖くなってしまいますが、みんなどうかしているということでしょうか。
そんなドロドロに思える中でも、一貫して七桜の和菓子に対する思いや愛情が作中に光を与えているのだと思います。
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