
『コレットは死ぬことにした』は幸村アルト先生による漫画で、「花とゆめ」にて連載中です。
今回は『コレットは死ぬことにした』1巻のネタバレ記事です。
『コレットは死ぬことにした』1巻のネタバレ!
現在よりももっと医学が発展していない時代のSF恋愛物語です。
最初から主人公の薬師・コレットが疲労により、自殺をする描写で始まるちょっと衝撃的な話ですが、行きついた先は冥府の世界。
そこで出会った冥府の王ハデス様がまさかの病気の状態となっていて知らず知らずのうちに薬師としてハデス様の看病をすることになっています。
看病をするうちに、王ゆえの孤独さや守らなければいけないもの、そして王を大事に思っている家来たちの姿や死者たちを見て、コレット自身もまた地上で薬師として働く決意をします。
これでさよならと思いきや、コレットはまたハデス様が無茶をしているのではと考え冥府と地上を行き来しながらの生活が始まります。
最初は患者と薬師と言う関係でしたがそのうち、だんだんと関係が変わってきてお互いに心を開いて恋愛だけでなく一人の人間としても成長していきます。
さらに、主人公のコレットとハデス様の話だけでなく、周りの家来たちや、他の神様も出てくるので恋愛面だけでなく、笑いあり涙ありで楽しめる作品です。
『コレットは死ぬことにした』1巻の感想
もともとSF恋愛ものは好きだったのですが、今回は冥府が舞台ということで少しおどろおどろしいものをイメージしていたのですが、作品のタッチがとてもやさしくて、全然抵抗なく読むことができました。
もちろん家来たちは人ではなくがいこつですし、死者も黒い人が他となっているのですが、表情豊かに描かれていてなんともほほえましく見えてしまいます。
そしてなんといってもハデス様が色気駄々洩れでかっこいいです。そこまでしゃべるキャラではないために一言一言がとても大事で素敵な言葉が書かれています。
主人公コレットは最初薬師と言う大変な職に嫌になって逃げてしまいますが、そのあとの前向きさといい意味での図太さが冥府という世界に一瞬で馴染めたキャラで、とても読者も前向きにさせてくれる元気で可愛い女の子です。
ある意味制反対な二人ですが、もともと人間と神様という身分の差もありますので、これからの恋愛への進展がとても楽しみです。