『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』4巻のネタバレ！

「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」はひだかなみ先生によるコミカライズ作品で、現在コミックZERO-SUMにて連載中です。本作品の原作は山口悟先生が「小説家になろう」にて連載していた小説。HP上での連載終了後一迅社アイリス文庫より文庫版が現在刊行されています。原作イラストレーター担当のひだかなみ先生がコミカライズも手掛けている珍しい作品です。

前世ではただの乙女ゲーム好きだった少女が、事故に遭い目を覚ました先は大好きだった乙女ゲームの世界「FORTUNELOVER」の世界でした。ですが、まさかの転生先はヒロインを虐めて最終的に破滅フラグ一直線の悪役令嬢カタリナ・クラエス。前世で得た知識を頼りに、カタリナは訪れる破滅フラグを回避すべく生きていくことを決意します。

この作品は2020年4月よりアニメもスタートしている作品です。今回は話が大きく動く4巻のネタバレと感想を紹介していきます。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』4巻のネタバレ！

3巻のラストでカタリナは今まで優しい生徒会長だと信じていたシリウス・デュークがマリアを隠し、人を操る事が出来る闇の魔力を持つ人間だと気が付きます。カタリナはシリウスに「偽善者」と罵られ、冷めない眠りの魔法をかけられ昏睡状態に陥ってしまいます。4巻は2日間一度も目を覚ますことがないカタリナを、彼女を慕う生徒会メンバーたちが不安げに見守るシーンから始まります。

場面は変わり、カタリナは夢の中で転生前の平凡な学校生活を過ごしています。ですが、少しずつその日常に違和感が訪れ、ついにその時がやってきます。

崩壊していく夢の世界の中で、かつての親友はカタリナに一つのアドバイスを伝え、彼女が今カタリナとしているべき場所へと送り返します。

カタリナを見送るその姿には、彼女に伝えることが出来なかった親友のとある姿が宿っていました。

夢の中で親友から貰ったアドバイスを頼りに、目を覚ましたカタリナは行方不明になっていたマリアと自らに魔法をかけたシリウスを見つけ出します。

闇の魔法が関わる一大事件を解決し、平和な日常が戻ったのも束の間。

ついにカタリナにとって一世一代の破滅フラグイベント三年生の卒業式がやってきます。本来このイベントでは正規主人公であるマリアが攻略キャラと結ばれるイベント、つまり悪役令嬢であるカタリナの破滅フラグが決定する瞬間なのです。

マリアが一体意中の相手として誰を選ぶのか、そしてカタリナの破滅フラグの行方は……！？

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』4巻の感想

この巻ではカタリナという少女が周りのキャラクター達にどれだけ大きな影響を与えてきたのかを知ることが出来ます。婚約者のジオルド、義弟のキース、そしてニコルやアラン、メアリとソフィア。誰もが幼い頃にカタリナに救われ、成長した今もどれだけ彼女が自分達にとって大切な存在なのかを認識するシーンはまさにカタリナという少女がゲームのシナリオを超え、一人の人間として世界を変えたことが分かり感動せずにはいられませんでした。

カタリナがシリウスに向かって放った「自分は物語の主人公ではない、人を救うことなんて出来ない」という台詞はカタリナが「悪役令嬢」というキャラクターすらも超えて、別世界に生きる少女になった瞬間といっても過言ではありません！もちろん、カタリナに訪れる最大の破滅フラグ回避シーンも見どころ満載です。

4巻にはコミック番外編として「夢の中でみんなの性別が逆転していた」（山口悟著）も収録されています。

そして、一見落着を迎えたかに見えたカタリナの破滅フラグ……。

ですが、どうやら現実世界のゲーム「FORTUNELOVER」ではまさかの続編発売が決定したようで……！？

カタリナの破滅フラグの受難はまだまだ終わらない予感で一杯です。続く5巻ではどんな破滅フラグが待ち受けるのか、楽しみに待ちたいと思います。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』をお得に読むなら？