『雪花の虎』の感想!上杉謙信女性説をベースにした奇作

雪花の虎』は東村アキコ先生による漫画で、『ビッグコミックスピリッツ』にて連載中です。

今回は『雪花の虎』の感想記事です。

『雪花の虎』とは?

戦国武将の1人、上杉謙信。越後国守った偉大なる武将ですが、その彼が実は女性だったという説があります。『雪花の虎』は鬼才・東村アキコ先生が独自の観点で描く戦国時代絵巻です。

毘沙門天の生まれ変わりとして男が生まれることを期待していた長尾家。しかし、生まれた赤子は男子ではなく女子でした。

当主である長尾為景は生まれたばかりの我が子を男として育てることにします。困惑する周囲をよそに、男として育てられたこの子こそが、後の上杉謙信。幼名には虎千代と名付けられ、武将としての教育を受けていきます。

父や兄が死去する中、女としての自分を受け入れて戦国の世を生きる虎千代。彼女は越後国のため、家来達の協力をもって戦に挑みます。また、上杉謙信の終生のライバルともいえる武田信玄との関わりも、歴史に沿って忠実に描かれている作品です。

『雪花の虎』の感想

まず、上杉謙信女性説がベースであることが大きな特徴。「上杉謙信女性説」はWikipediaにも乗っており、この説を基にした創作はそれなりにあることがわかります。
上杉謙信女性説-Wikipedia

ドラマ化もされた『海月姫』『東京タラレバ娘』などのヒット作を生み出した東村アキコ先生による歴史に沿った描き方や、人間として女性として、また武将として成長したしていく謙信の様に胸が熱くなります。僧侶・宗謙との初めての一夜にはときめきを感じました。

戦国時代の武士の風習や習わしなども細かく描かれており、歴史の勉強にもなります。ただ、そこは東村先生。ギャグも忘れてないところがさすがです!歴史漫画には必ず出てくるシリアスな場面は凍りつくように、しかし、光るギャグセンスも忘れない!

読んでいて次の展開が気になって気になって仕方ありません。もっと早くに単行本がでないかと思うほどです。

東村先生のオリジナリティあふれる画風もとても素敵で読みやすい作品です。ドラマ化しないかなぁ、とも思っています。現在、単行本は9巻まで発売されていますが、できればこのまま長く続いてほしいなと思える漫画です。

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