『違国日記』はヤマシタトモコ先生による漫画で、「FEEL YOUNG」にて連載中です。
「このマンガがすごい!2019」ではオンナ編4位、2020でも同10位にランクインしている人気作となっています。
今回は『違国日記』1巻のネタバレ記事です。
『違国日記』1巻のネタバレ!
15歳の朝は両親の事故死がきっかけで人嫌いな小説家の叔母・槙生と再会します。
「姉のことが嫌いだった」と淡々と語る槙生は、両親の死を悲しみきれずにいる朝に寄り添うことも、突き放すこともせずにいました。
しかし葬儀の場で朝を押しつけあう親戚をみた槙生は勢いで彼女を引き取ることを申し出ます。
「朝を愛せるかはわからないけれど、決して踏みにじることはしない」という言葉を聞いた朝は彼女に付いていくことを決め、二人は探り探りながらも共同生活を始めます。
朝は周りの大人とは違う槙生の立ち居振る舞いに驚きながら、徐々に自らが抱えるさみしさに向き合い始めます。
一方の槙生は永らく避けてきた自分のテリトリーに他人を入れることに戸惑い、未だ未熟な朝に深く影響を与えてしまう怖さも感じます。
二人はそれぞれに根本的な孤独を抱えていますが、互いに慰め合うことはしません。
それでも一人と一人として尊重しあいながら生きていく物語です。
『違国日記』1巻の感想
槙生は朝の保護者としての責任を果たしつつも、彼女に何かを教えたり導いたりすることはしません。ただ、一人の人間として彼女を受け止め、応えているからこそ、槙生が朝に語る言葉が響きます。
特に印象に残ったのは「あなたと私は別の人間だから理解しあえない」と告げつつ、だからこそ歩み寄ろうと言うシーンです。
人は誰かを簡単に救うことはできないし、理解することもできないのかもしれません。でもわかりあえないからこそ歩み寄ることができます。
「人は孤独である」「孤独ではない」をともに感じられる物語です。そして槙生自身の弱みが隠されていないところも私が安心できるところです。
年齢差はかなりありますが(20歳差)、朝と槙生の関係性はいわゆる「百合」と言ってもいいのかもしれません。
槙生は極端に人見知りで不器用なところがあっても物語を書きながら必死に生きています。そして親友や元恋人と優しくあたたかい関係を築いています。
なんとなく生き辛さを感じながら日々をやり過ごしている私は、彼女が少しうらやましく、そして愛おしくなるのです。
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